第6回港区小・中学生環境作文コンクール開催報告と入選作品集発刊
小山会長表彰式挨拶
東京新橋ロータリークラブは、創立27年を経過し、この間『街に緑と水を』というテーマのもと、環境保全に関するさまざまな奉仕活動に取り組んでまいりました。平成18年の第1回から今年の第6回まで、財団法人日本環境協会様と共催で、港区内小・中学校の児童・生徒を対象とした、環境作文コンクールを実施してきました。今回は、前回の倍近くの過去最高となる813編の応募をいただき、また参加校も区内のほとんどの学校に参加いただきました。このうち40編の作品を入選作品として本日ここに表彰し、また佳作の40編を加えた合計80編の優れた作品を、「作品集」として編集発刊することといたしました。
さて昨年の3月11日には、私たちにとって忘れることのできない大地震災害が発生しました。多くの尊い命が奪われ、また多くの美しい環境が破壊されました。東京新橋ロータリークラブでは、現在岩手県釜石市の二つの小学校に対して支援活動を実施しています。釜石市というと、地震発生時に学校に居た生徒達が全員避難し無事に助かったということで、話題になりました。「釜石の奇跡」とも呼ばれ、地震津波対策の避難モデルともなっています。
何故釜石の学校の生徒達は全員無事に助かったのか、それは「自分の命は自分で守る」という考えを徹底し、日ごろから人の力に頼らない避難訓練を沢山重ねてきたからであります。私はこの「自分の命は自分で守る」という考えを、普段から身につけることがとても大事なことと考えます。環境についても同じことが言えます。「自分の周りの環境は自分で守る」、「自分の地域社会の環境は自分で守る」、「自分の国の環境は自分で守る」、さらには「自分の地球の環境は自分で守る」と考える必要があります。環境の問題を他人任せにしない、どうしたら自分で守ることができるかを、いつも考えていくことが大切なのであります。
港区では、毎年小・中学校の生徒の皆様に環境保全の問題について作文を書いていただいておりますので、このことによって「自分たちの環境は自分たちで守る」という思考と行動の習慣が身についているのではないかと考えます。本日表彰される40名の皆様と佳作入選された40名の方は、とくに優れた問題意識と行動力をお持ちのことと敬意を表します。そして今回の入賞を心よりお祝い申し上げます。どうかこの環境保全問題について、今後とも継続的に考え取り組んでいただくようお願い申し上げます。
最後に、港区環境課および同教育委員会、小・中学校PTA連合会、各小・中学校の皆様、審査委員の先生方、協賛を頂いた各社の皆様ほか、関係者各位のご支援・ご協力に対し厚く御礼申し上げます。
表彰式の模様
小山会長挨拶(左上)、賞状授与(右上)、記念撮影 小学生(左下) 中学生(右下)