第5回小・中学生環境作文コンクール開催報告と入選作品集発刊
保坂紀久雄会長挨拶
この豊かな地球を着実に次世代に引き継いでいくことは、今生きているわたし達がおこなっていかなければならない責務です。 東京新橋ロータリークラブは、創立26年を経過し、この間「街に緑と水を」というテーマのもと、環境保全に関する奉仕活動に力を入れ、地球温暖化を防ぐための活動に取り組んでいます。第1回から今回の第5回にわたり、「財団法人 日本環境協会」と共催で区内の小・中学校の児童・生徒を対象とした環境作文コンクールを実施し、今回も過去最高となる455編の応募をいただきました。このうち32編の作品を入選作品とし、佳作の27編を加えた59編を優れた作品として表彰し、「作文集」として編集発刊することができました。 平成22年10月に「国連地球生きもの会議」(生物多様性条約第10回締約国会議(COP10))が名古屋で開催されました。この会議では、生物多様性に関する2010年以降の世界目標の策定や遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する国際枠組みの構築など、地球上の生きものの将来を左右する議論が行われました。長い歳月を経て育まれた多様な生きものや環境が危機に瀕しているのは、わたし達人間の活動も大きく影響しているところです。冒頭述べさせていただいたとおり、「生命の星である地球」を後世に受け継いでいくのは今を生きるわたし達の責務なのです。このような状況の中、今回のテーマを「いきものを大事にしよう」とさせていただきました。今回は特に、身近な体験をとおして、自分自身が生きものを大切にしていかなければならないという思いが、より強い点を考慮し、審査させていただきました。地球環境を保全していくことはひとり一人が身近なことからおこなっていかなければならないという意識は近年浸透して参りましたが、今回もその点が更に加速されたのではないかと実感しております。 最後に港区環境課および同教育委員会、各小中学校の皆さま、審査委員の先生方、協賛を頂いた各社の皆様ほか、関係者各位のご支援・ご協力に対し、厚く御礼申し上げます。