ハビリスキッズプロジェクト「みんなでキッザニアに行こう!」(2017年2月20日)
当ロータリークラブは今年度より新しい社会奉仕活動として、一般社団法人ハビリスジャパンが開催する手足の不自由な子ども達向けのイベントに協賛し、その支援をすることとしました。
ハビリス・ジャパンは義手・義足といった義肢を必要とする子ども達の未来を育むための支援を行うことを目的に、昨年8月に設立された新しい団体です。
そして東京新橋ロータリークラブ協賛の最初のイベントが2月20日ハビリスキッズプロジェクト「みんなでキッザニアにいこう!」というタイトルで文字通りキッザニア東京で行われました。
当日は4~11歳の障害のあるお子様が5名、内2人が両手がなく、1人が片手、片足が不自由、あとの2人の方は片手の先がないお子様。
それに弟さん1名、妹さん2名、親御さん8名が参加。それにハビリスジャパン7名、当ロータリークラブの会員6名が加わり、合計29名での活動でした。
皆さん機能義手をつけ、地下鉄の運転手、消防士、お菓子職人等の職業体験を16時から19時過ぎまで、熱心に取り組みました。
両手のないお子様も両手に電動義手をつけて地下鉄の運転手さんに挑戦。義手の手のひら部分をハンドルにテープで留めて、懸命に運転。汗ビッショリでしたが、見事、やり遂げました。また、消防士として消防車に乗って火災現場へかけつけ、皆でホースを持って消火活動。見事鎮火。更にはハイチュー作りに挑戦。義手を上手に使いながらこれも見事完成。
子ども達が楽しそうに、そして一所懸命取り組んでいる姿、そして何よりも達成感で満足そうな顔、その明るい姿が印象的でした。
ハビリスジャパン設立の主唱者である医師は「義肢の訓練の場では見ることが出来ない緊張感のある子ども達の様子と思った以上に義手を使ってくれている様子に、今回サポートに入りました専門職チームとしてはとても感慨深い時間でありました。」という感想を、更に作業療法士の方は「義手を上手に使いこなし『見て!(義手で)ここを持てば、これもできるよ!』と得意そうに見せてくる子供達の技能の高さに驚かされました」と言っておられました。
今回、キッザニア東京さんには種々ご配慮いただき、当日は子供達のためにスタッフの方々が最初から最後までずっと付きっきりでサポートして下さいました。本当に有り難く、感謝の気持ちで一杯です。
このハビリスキッズプロジェクトは今年の5、6月頃に次のイベントを行う予定で、当ロータリークラブはその協賛も行う予定です。<手足の不自由な子ども達の未来を育むために!>